2月27日は神奈川県公立高校入試の合格発表日でした。                                     塾生たちの合否が気になり、いつもより早く塾に来ました。まだ寒さが厳しい時期でした。その3日後には「春一番」が吹き荒れるとは想像できないころです。今年は塾生たちのほとんどがインフルエンザにかかってしまい、入試直前だというのに、全員揃って入試直前対策講座に臨むことが少なかった様に思います。でも、結果は全員が志望校に合格しました。今回の高校入試問題は、マークシート記入問題の割合が昨年よりも増えて85%に達していましたが、難易度は少し難しくなった様に思われました。英語や国語は長文化していたり、理科や社会は問題にひねりがあって、思考力を必要とする設問が多く目立ちました。

 例えば、英語はコンピュータ・プログラミングについて6つの数を小さい順に並び替える長文でした。女子には苦手な分野でしょう。 国語では、小説で富岡製糸場で働く女工の話が出て、3ページ半にもおよぶ長文でした。古文も現代と意味が違う古語が多く、難化しました。数学は証明問題は簡単になったのに対し、確率は難しかった様です。理科は、単に問題集の問題を解けばよい…といったレベルではなく、思考力を伴う(ひっかけ)設問が多かった様に思います。社会の歴史では「適切なものを全て選んで、古い順に並べさせて3番目にくるもの…」を答えさせる設問が目立ちた。           

 塾生たちの「開示」された各科目の入試得点や面接検査の得点を見て気づいたのですが、どの科目も満遍なく取り組んでおく必要があることをヒシヒシと感じました。特に、理科や社会は学校の中間・期末テストの時だけ勉強していたのではダメで、日頃から定期的に学習していないと対応出来ない様に設問の一つ一つに「ひねり」がされていました。中には英検準2級に合格した生徒でも、入試の英語の得点があまり振るわず、その分を理科や社会で補って合格を勝ち取った塾生もいました。その反対に、一番苦手だった国語で、今まで取ったことのない高得点をたたき出した塾生もいました。入試本番ではイレギュラーな事態は付きもの。「理科は捨てたんだ」と言って、社会科ばかり力を入れているお子さんは合格が難しくなります。ましてや、英数国に関しては、同じ高校を受験しているお子さんの得点には大きな差がないことが多いからです。今回一番心配したのは、約100人の不合格者の出る高校を受験した塾生のことでしたが、問題なく「合格」できました。最終の入試倍率が新聞紙上で発表された時は、本人も顔をこわばらせいたのが印象的でした。

   中3最後のこの「成功体験」に自信を持って、希望を胸に4月からの高校生活に臨んでもらいたいものです。

  ちなみに、もし高校受験に失敗して私立高校に進学が決定されているお子さんも、まだまだ挽回できます。進学した高校が自分にはあった高校なんだと言い聞かせて、日頃の学習から見直してください。高校の授業は「予習」が前提で速く進みます。公立高校の合格したお子さんは、「高校1年ぐらいはのんびり遊ぼう」と油断していることが多いものです。高校生の初めての中間テストで高得点を取る様にしましょう。学校の授業の予習をしておくことで、ライバルたちに一歩リードできます。中学校までは中間・期末テスト前しか本格的な勉強をしていなくてもなんとかなりかしたが、高校では「日々の学習」をしている生徒にはかないません。それだけ高校で学習する内容は量も質も大幅に濃いのですから。中学での学習量を10とすると、高校で学習する内容は量・質ともに100でしょうか。