高校部の充実

 4月から当塾も一流講師によるネット配信授業を採用しました。                                大学受験に定評のある「市進ウィングネット」です。東進衛星予備校では?とお思いになった方もあるかとお存じますが、そこではありませんん。あくまでも当塾が主役ですから…。それに、ネット配信授業は大学受験に対してとても有利ですが、ただ授業を見て聞いていても効果は半減です。習ったことを繰り返し復習して定着させなければ大学受験には到達しません。そのための学習管理と受講計画が大切です。皆さんは、復習というと2〜3回ぐらいやれば大丈夫だとお思いになりますが、それでは不足です。

 少なくとも5回以上は必要でしょう。中には、10回以上は必要だと主張する人もいます。私もその意見には賛成です。英語長文問題を解いたら、10回はCDを聴いて、自分でも音読するぐらいしないと、英語を読むスピードを上げることはできません。いちいち日本語の語順に直して読解していては、スピードは上がりません。英語の語順で理解できるまで聞き込むことが大切です。古文も同様です。理系科目はどうかというと、1つの問題集に対して5回は復習しておくと理想です。つまり、一流講師による授業+学習管理+自立復習の3つのバランスが大切ということです。1つの問題集をボロボロになるまで使い込むことでしょうか。友達の中には、「お前まだその問題集使っているの?俺なんかもうとっくの昔に終わってるぞ。」と言って、何度も同じ問題集を繰り返しやっている人をバカにする人がいるけれど、この人は完全に錯覚していると思うこと。 人間は、一度理解したと思っても、すぐに忘れる動物であることを忘れてしまっている。英単語でも1900語覚えた!と言うけれど、大学入試までに繰り返し覚え直さなければすっかり忘れてしまう。だから、有名すぎる東進衛星などを採用したら、その授業を聞いただけで合格した気になってしまう。勉強はあくまでも自分でするもの…ということです。生徒と先生が二人三脚で大学受験に挑むという覚悟が必要です。模試でE判定をとっても、センター試験の結果が振るわなくても、孤独になりがちな受験生に寄り添って励ましていくことが大切です。特に、中堅校ではAO入試や推薦入試でクラスの5〜7割ぐらい決まってしまうと、11月以降の孤独感は大変なものです。自分だけ「ババ」を抜いたかのような阻害感を受けるものです。とにかく、頑張りましょう。そいう受験生を応援しています。

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