11月になると、中学3年生は、忙しくなる。この時期に受験する模擬試験の結果が、高校決定する中学校の12月三者面談に間に合う最終のものとなる。それだけでなく、11月上旬には「横浜市学力診断テスト5科目」が行われる。内伸点には入らないが、ここでの点数があまり低い生徒は、私立高校専願を打診されたり、公立高校を下げるように求められたりする。

 さらに、その約10日後には後期-中間テスト9科目が実施される。中3生だけは高校に送られる内申点作成のため9教科となる。あとは、内申点決定のため、学校配布の問題集やノートの提出物がほとんど全科目求められる。つまり、毎週のように大きなテストがあることになる。それを受けて、11月末までには、高校に送られる中3生の内申点が決定される。しかも、中3の内申点は2倍されるので、影響が大きい。11月の1ヶ月間は君のとっては超多忙です。受験高校決定の大事な時期であることを、くれぐれも自覚して計画的に過ごしてほしい。

 一方、12月に入ると、志望校決定のための「三者面談」が実施される。しかも、12月中旬には、中1・2年生の三者面談も始まる。この間、中3年生の授業はすべて半日授業となる。だから、中3年生の12月はほとんど半日授業が続く。冬休みが12月25日から始まると考えるのではなく、12月上旬からもうスタートしていると考えて、この時期の午後を有効に活用してほしい。

 公立高校入試問題の過去問を専用ノートに解いて、自分の弱点分野を把握することに使うと良い。今解いても、5割も解けないけれど…、と考えている受験生もいることだろう。でも、解答解説を読んで、理解可能の問題なら入試本番までに出来るようになるものだ。また、今解いても1ヶ月も経つと、きれいさっぱり忘れているから、1月には新鮮な気持ちで入試問題に向き合えるもの。12月は、自分の弱点克服の準備だと思ってといてほしい。国語・英語は年度毎に解けば良いし、数学・理科・社会は単元毎に過去4年分を通して解くのが良い。(例えば、2次関数の問題だけを過去4年分を通しで解いたり、世界地理だけを過去4年分解いたり…するということだ。)そして、得点の取れない単元を補強すること。

 まちがっても、市販の受験用問題集を買ってきて、1ページ目から順々に解くようなやり方ではダメ。過去問を解いた際に見つかった「弱点単元」を優先して補強すること。別に、受験用問題集を全て解かなくても、志望校の合格点を取れば合格する。満点を求めてはいけない。また、易しすぎる問題ばかりを解いてもダメ。神奈川県の公立高校の入試問題は、どの科目も文章がやたらに長く、受験生を引っかけようと作られている面があるので、それを見抜く力も同時に養成する必要があるからだ。

 ちなみに、得点しやすい科目は国語がナンバー1、次に数学。上位高校受験では、英語の出来不出来で合否が決まると覚えておこう。英語は早めの対策が必要だ。一方、下位高校受験の生徒は、英語では20~30点台であまり得点できないので差も付かない。そのため、社会で差を付けたいところだ。地理は、グラフや資料読み取り問題が中心で、歴史と公民は暗記勝負で取り組むこと。神奈川県の公立高校入試問題の理科は難しいが、捨ててしまうとアウト。それなりにでも取り組んでおくと、マークシート形式の恩恵を受けられやすくなる。英・数・国に時間が掛かるあまり、理科と社会は、取り組み始める時期が1月からと遅すぎる受験生が多い。そのため「理科は捨てた」と諦めてしまい、入試本番でのラッキー問題に手も足も出ない受験生を多く見かける。情けない話だ。理科と社会は最後まで諦めずに取り組むこと。歴史は、ミニ年表を作成しながら時代の流れをおさえよう。理科の第一分野は、典型的問題だけでも理解できるようにしよう。一方、理科の第二分野は、問題文の言い回しに引っかからないように注意して、入試問題をしっかり読む練習が功を奏す。とにかく、11月を過ぎると、公立高校の志望校の「面接シート」作成が待っている。受験勉強と併行しながら作成しておこう。志願変更で志望校が変わりそうな生徒は、志願変更後の高校についても「面接シート」を作成しておくとよい。中3生の君、体調管理にも気をつけながら、これからの頑張りに期待したい。