平成26年度 公立高校入試を振り返って

平成26年度神奈川県公立高校の入試もほぼ終わった。
当塾の生徒は、みな第一志望校に合格した。
思えば、昨年度の入試から、入試問題の難化が続いている。
入試改革の初年度は、英語・社会・国語が難化した。
今年度は、残りの理科・数学が難化した。特に、理科の難化ぶりは激しい。
各大手学習塾の予想では、どの教科も平均得点を下げたが、理科は20点は平均点が下がったようだ。

私はかねねがね塾生に言うことがある。
公立高校の入試に際しては、「理科は捨てた」とか「社会はもう駄目だ」とか言って科目を捨てるな…と。
翌年、どの科目が易しくなって、どの科目が難しくなるかは分からないからだ。
あまり「ヤマをはる」ようなことをすると、痛い目に遭うと。

今年度の入試がこれに当たった。点が取れる数学や理科に力を入れて合格点を予測していた受験生にとっては、得点できるはずの科目で得点できなかったことで、アセリが
生じたことだろう。なんとか、得点しにくい英語や社会であきらめずに記述問題や計算問題にすがったから合格点に達したのだ。入試では、難問を解けるようにすることよりも、ケアレスミスを減らす努力が大切だと…。特に。中堅校を第一志望にしている生徒は、肝に銘じるべし。
もうj一つアドバイス。英語・数学では、同じ高校を目指す生徒の得点差は小さい。
むしろ、理科や社会で合否が分かれているのが現状だ。それなのに、普段は英語や数学
だけ塾通いして、理科・社会に力を入れていないと、中3になって追いつくのにえらい苦労することになる。よく個別指導で英語・数学だけやっていて、中3から理科・社会を
勉強し出したという生徒が入塾してくるが、大変な努力が必要だと覚悟しよう。
個別指導が高校実績をのせない理由にこれがある。また、内申点を稼いで、推薦で私立高校に進学するならいいが…。当塾生はほとんど公立高校を受験するので、5科目指導
をとっている。公立高校合格には5科目指導が必要だからだ。

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